Symposium

Aus IKGA
Wechseln zu: Navigation, Suche
Shintouke jo.jpg

近世日本の宗教における統制・抑圧・寛容

Datum: 2018年10月31日〜11月3日
Ort: アジア文化・思想史研究所
Hollandstr. 11-13, 1020 Wien
Organisation: Bernhard Scheid, Stefan Köck, Brigitte Pickl-Kolaczia

プログラム (英)
要旨 (英)

トピック

日本における宗教と政治の関係は、近世初期の頃、根本的な転換が起こりました。そのひとつとして権力の問題、具体的には、宗教に関わる諸問題への権力者の介入、邪教及び“異端”とされる宗教グループの抑圧、そして政治的支配権の存続に協力的な宗教グループの保護などが挙げられます。さらに、幕府や諸藩への忠誠を尽くす仏教系の宗派は、キリシタン弾圧を受け、行政機関との協力のもとでいわゆる「寺請制度」を展開させました。寺請制度は、徳川政権下におけるもっとも重要で、かつ広い範囲での影響力をもった宗教政策であり、「檀家制度」と称される、仏教寺院と信者との間にまったく新しい関係をもたらしました。

初期の寺請制度には、いくつかのバリエーションがみられます。そのひとつが「神道請」と呼ばれる形態であり、現在、「神道請:神社を通じた宗教統制」と題するプロジェクトとしてオーストリア科学アカデミーで研究を進めています 。この神道請とは、民衆を仏教寺院に登録させるのではなく、それを神社に代替させるという仕組みですが 、実際には、ごく限定された藩でしか導入されず、しかも、17世紀の後半のわずか数十年の間しか存続しませんでした。しかしながら、神道請という現象は、初期の寺請制度のかかえる諸問題やその発展過程を解明する上でユニークな視点を与えてくれます。

本シンポジウムでは、各分野の専門家とともに、神道請の展開した背景をより明確にしていきたいと考えます。具体的には、幕府・藩・地方の村々、本山と末寺、古来の神社と新興の神社、また、神道を擁護した宮廷といった、さまざまなレベルで当時の宗教政策の構想や実施に関わったエージェント、規則、障害などについて議論します。

これに関連性の高いテーマとしては、次のようなトピックが考えられます。

  • キリシタンと他の非主流とされた宗教グループの抑圧と暗黙の認容
  • 国家の法的執行官としての仏教
  • 宗教統制における村・町・都市部における時期的および地域的なバリエーション、経済的な側面、葬送儀礼、葬式仏教 
  • オートポイエーシスにもとづく統制制度としての檀家制度
  • 神、神社、神道に関する再構想、徳川時代初期の神仏分離
  • 仏教に対する儒学者からの批判

スピーカー

日本・北米・ヨーロッパの二十人ぐらいの日本宗教史の専門家。

Languages: EN JP

Ikga3.png
オーストリア科学アカデミー
アジア文化・思想史研究所
Meine Werkzeuge
Namensräume

Varianten
Aktionen
Navigation
Werkzeuge